私たちの強い味方?

最近、テレビニュースや情報番組をはじめ、私たちの周りで「がん」という言葉を日常的に見聞きするようになりましたね。
今や日本人の2人に1人ががんになる時代。文部科学省は学校教育の現場で、子どもにがんの原因や予防、治療などを学ばせ、がんを理解することを通じて命の大切さを学ぶ、「がん教育」を展開しようとしています。

このがん教育の中でも、がんを早期発見するための検診の重要性が取り上げられており、そこで活躍しているのがレントゲンの放射線です。
ここで疑問に思う方も多いはず。「放射線を受けるとがんになるのでは?がんを見つけるための検診にも放射線を使うの?」
放射線を少しでも受けると必ずがんになるわけではありません。大切なのは、受けた放射線の「量」です。受けた放射線の量が100ミリシーベルト以下の場合、放射線を受けてがんになったのか、生活習慣に関係してがんになったのか見分けることができないぐらいそのリスクは小さいとされています。

医療現場でのレントゲンやCTスキャンによる検査は、病気の早期発見や治療方針の決定などに用いられます。被ばくによるリスクと治療につながるメリットを比較して、選択がされています。
ちなみに、私たち日本人は、レントゲンやCTスキャンなどの医療によって受ける放射線量が世界平均と比べ、はるかに多くなっていますが、日本人の平均寿命は長いことが知られています。 
また、放射線はがんの治療でも使われています。放射線治療は、外科手術や抗がん剤による治療と比べて身体への負担が少なく、病状によっては通院しながら治療できるというメリットもあります。

放射線に限らず、物事には必ずリスクとメリットがあります。まずはどのようなリスクとメリットがあるのかを知り、比較して考えることが大切ですね。



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