胎児と放射線
放射線の胎児への影響は、妊娠中のどの時期にどれくらいの量の放射線を受けたかによっても違います。
赤ちゃんの体が形成される妊娠2~8週に100ミリグレイ※)以上被ばくすると、器官形成異常(奇形)になる可能性があります。また、大脳が活発に発育している妊娠8~15週に300ミリグレイ以上被ばくすると、精神発達の遅れが出る可能性があります。
なお、これらの放射線による影響は、100ミリグレイを下回る低い線量では起きないとされています。
※)100ミリグレイは、ガンマ線やエックス線を一度に100ミリシーベルト受けた場合に相当します。